高齢出産と妊娠

高齢出産と妊娠

女性の社会進出や晩婚化によって、高齢妊娠・出産が増加しています。


10人中1人は35歳以上の妊婦さん・・・といっても過言ではないでしょう。


しかし、高齢出産を望む人がみな妊娠できるわけではありません。

高齢出産における最大のリスクは妊娠し難いこと・・・つまり「不妊」です。


その現実を踏まえて、高齢妊娠・出産についてみていきましょう。

何歳まで妊娠できるの?

一般的に女性の妊娠力が低下し始めるのは、33歳からとされています。


これは体外受精の成績が、33歳を境に下がるためです。


ちなみに、妊娠し難い人は25歳で3.5%、35歳で11%、40歳で33%と30代から増え始めます。さらに年を重ね、50歳になると90%以上もの人が妊娠し難くなるとか。

よって、50歳が妊娠できる年の限界といえるでしょう。


かといって、50代での妊娠・出産は不可能・・・というわけではありません。

実際、50歳以上の女性が妊娠・出産したという話も耳にします。ただし、高齢になるとその分リスクも増す・・・ということを忘れずに。

高齢出産と不妊

健康な男女が排卵日に性行為をして妊娠する確率は35歳未満なら20〜25%、35〜40歳では10〜15%とされています。さらに年齢を重ね、40歳後半になるとその確率は4%にまで下がってしまうとか。

高齢になると妊娠し難くなるのは卵子が老化するうえ、婦人病や生活習慣病(子宮筋腫など)が急増するためです。

また、30代後半になっても出産経験がない場合にはからだが「妊娠しない」という信号を受け、それにより卵巣が小さくなり妊娠し難くなる・・・という説もあります。


もちろん、高齢でも元気な赤ちゃんを産む人はいます。しかし、高齢出産を望む場合にはあまり時間が残されていない・・・ということを頭の片隅にしっかり入れておきましょう。

こんな原因も…

若い頃は「妊娠しないように」と気をつけることで頭がいっぱいになり、妊娠できることのありがたさを感じる人は少ないでしょう。ところが、いざ欲しいという時に限ってなかなか出来ないもの。


これは年齢とともに妊娠しにくくなる、つまり「不妊」といわれる状態になるからです。

原因はさまざまですが、その1つとして性生活の減少があげられます。


結婚当初は性生活の機会も多かったが、年月が経つとともに回数が減った・・・という人も少なくありません。

しかし、これはごく自然の姿。自分や相手を責める前に、まずは気分転換(旅行に行くなど)をしてみましょう。

高齢でも妊娠できる!

妊娠・出産は年齢問わず大変なこと。


若くても不妊に悩まされる人もいれば、染色体異常の赤ちゃんを出産する人もいます。


そう考えると、高齢出産=危険とは言い切れません。

確かに、高齢ならではのリスクはあります。しかし、現代の高齢出産はかなり安全性の高いものになっています。


高齢だから・・・と諦めている人も、自分自身のからだとその可能性を信じて妊娠・出産に挑んでみてください。

不妊は防げる?

高齢出産を望む多くの人が、不妊という壁に立ち向かっています。


そんな中、卵巣の老化を防ぐ・・・いわゆる「不妊の予防」という概念が注目され始めました。年齢が高くなるとともに卵子や精子は老化し、数も減少します。


特に、卵子は本人が胎児のときに形成され、排卵する時期が来るまでの間体内環境の影響を受け続けているのです。


したがって、生活習慣の乱れが不妊を引き起こす・・・といっても過言ではありません。

不妊を予防するには食事や運動、性行為に至るまでのあらゆる生活を見直す必要があります。


また、現代社会におけるストレスや大気汚染なども危険因子の1つです。

性行為感染症(クラミジアなど)や内膜症の早期発見および治療も大切なので、婦人科検診などには足しげく通いましょう。


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